真備 その2

真備 その1」で作業が終わったあと、避難所へ身を寄せるマツコばーちゃんのところへ向かいました。

真備から玉島IC方向へ向かってそのまま国道2号線に出ないといけなかったのですが、同じような車が多くてさすがに混雑していました。
夫はすでに着替えていたけど私は着替えていなかったので、途中コンビニに寄ってトイレを借りてそこで着替えを済ませ、一路避難所へ。

避難所は安倍総理が訪問した第二福田小学校で、グラウンドが駐車場になっていてちゃんと白線が引いてありました。
そしてグラウンドの端には自衛隊の車輌が。
第二福田小学校 避難所1

件の松戸の湯もありました。
第二福田小学校 避難所2

避難所となっている体育館の前にはトイレも設置されていました。
第二福田小学校 避難所3

小学校だから洋式トイレが少なくて、足の悪いお年寄りにはつらい…ということでこれも自衛隊が設置してくれたんだそうです。

体育館の中に入ったら、少しずつ区切られてシートが敷かれていました。
同じような光景が広がっていて「えーっと、おばあちゃんは…どこだ…?」と見渡していると…

体育館のステージに近い前の方でおもいっきり手を振っている老人を発見。笑
マツコばーちゃんがいち早く我々(たぶん、でかい夫)を見つけて手を振っていました。笑

マツコばーちゃんのエリアへ向かい、腰を下ろすやいなや、

マツコばーちゃん:
「よ〜!来てくれたん!まー、ここ座れ座れ!」

と大きくて元気そうな声。笑

私:
「おかあさん(アツコ)とかKくん(おじさん)ら、来た?」

と聞くと、

マツコばーちゃん:
「いーや、来とらんよ」

ということは、何も知らされていないのに我々を発見したのだな。笑

マツコばーちゃん:
「家見た?すごかろ?」

私:
「うん。ちょっとだけやけど手伝ってきた」

マツコばーちゃん:
「ほんま。ありがとなー。
おばあちゃんも、要るモンがないかどうか気になるけ、今日行ってきたんじゃけどな、することないしジャマじゃろ?
そしたらボランティアさんが家の中からイス出してきて洗ってくれてな『おかあさん、イス洗ったからここに座っといてください』って言ってくれてな、もう居るとこないけ、Kくん(おじさん)に連れて帰ってくれって頼んだんじゃ」

とのこと。そして、

マツコばーちゃん:
「2階も130cmぐらいのとこまで水に浸かったんじゃけど、押し入れ見たらな、上の方に積んどった布団は水に浸かっとらんのよ。
それ見て『もったいねーなー』って言ったら、Kくんに『またそういうこと言う!』って怒られたんじゃが。ワハハ!」

ですって。笑

マツコばーちゃん:
「でも結局ものすごいカビで、全部放ったけどな」

という具合に、マツコ節がどんどん飛び出してきました。
そして夫が、

夫:
「身体は大丈夫なんですか?」

と聞くと、

マツコばーちゃん:
「大丈夫よー。元気も元気なんじゃけどな、24時間ここにおったらもう、たいっくつで退屈で!!」

爆笑!!

マツコばーちゃん:
「とにかくすることがないんじゃ。もう退屈で!」

また!笑
避難所だし大爆笑できなくて、夫と2人必死でガマンしました。笑

そこで、今回一番気になるところ「どーやって避難したの?」というところを夫と口をそろえて尋ねたら…

 
マツコばーちゃん:
「水に浸かる前の晩に避難指示が出とってな、ほら、おばあちゃん年寄り一人(暮らし)じゃろ?
じゃから自治会の役員さんが先に来てくれて『今晩は大丈夫じゃと思うけど、避難指示が出てるし、もし避難するんじゃったら一緒に行きますよ』言うてくれてな。
それじゃったら連れて行ってもらおうと思って、現金と預金通帳と要るもん持って、仏壇のおじいちゃんに『2、3日で帰ってくるけ、留守番頼むわな』って手を合わせて出てきたんじゃ」

私:
「最初からここに連れてきてもらったん?」

マツコばーちゃん:
「いや、最初は真備の避難所に行ったんじゃけど、『ここも危ないかもしれんけ、違う避難所に行きます』って言われてな。
ほんで2組に分かれてここの第二福田小学校と第五福田小学校に移ったんじゃが」

夫&私:
「へぇ〜…」

そして…

マツコばーちゃん:
「始めは2、3日で帰れると思っとったけ、こんなことなら西村京太郎の本の2、3冊でも持ってくりゃよかったと思って。もう退屈で!」

笑笑笑!

避難所生活で元気がなくなってないかなと思ってたけど、どうやらマツコはやっぱりデラックスで安心でした。笑

体育館は冷房も効いてて涼しくて、

私:
「ここ涼しいなぁ」

マツコばーちゃん:
「安倍さんが来たからじゃ」

私:
「あ、ニュース見たで。おばあちゃん有名人やん」

マツコばーちゃん:
「そうじゃよ〜。ちょうどそこ(夫と私が座ってるところ)に安倍さんがおってな、右に倉敷市長がおって左に岡山県知事がおったんじゃ。
安倍さんに『なにか要望はありますか?』って聞かれたけど、要望もなにも『とにかく住む家がないから困るけ、なんとかしてくれ』って言っといた」

とのことです。
とここで興味深い話が…

マツコばーちゃん:
「安倍さんが帰った後にマスコミの人が来てな、災害の前にほら、なんか写真撮っとったんじゃろ?」

私:
「あー、飲み会の写真?(←適当。笑)

マツコばーちゃん:
「そうそう。それ、『どう思いますか?』って。
どうもこうもそれどころじゃねーし、そんなんもん知らんかったし『見てないけ、知りません』って答えたら『今、それを聞いてどう思いますか?』って、なんか言わそうとするんじゃ。じゃから『どうも思いません』って答えた」

マスコミってホントに…、と思うエピソードでした。
完全に聞く相手まちがえたな。笑

私:
「あ、そういや家、建て替えるんやってな?」

と聞くと。

マツコばーちゃん:
「そーじゃよー。リフォームしようと思ったら1ヶ月も干さないけんのじゃて。
1ヶ月なんてそんなもん、おばあちゃんら老い先の方が短いのに待てんが。じゃから建て替えじゃ」

だそうです。
ちょいちょい笑いの要素が入るからこらえるのに困ります。笑

そして、

マツコばーちゃん:
「ここは涼しいし物もいっぱいああるし不自由せんのじゃが。なんでもあるからついついもらって、こんなに物が増えて…。これどうやって持って帰るんじゃろ?」

 
とまあ、こんな具合にマツコ節が炸裂し続けました。笑

とにかく退屈だって言うし、せっかくここまで来たから、

私:
「来る途中に古本屋さんあったから、本買ってこよか?」

と言うと、

マツコばーちゃん:
「ホンマ?晩ご飯も食べんといけんじゃろ?ええんか?」

心配するとこそこ?笑

私:
「大丈夫大丈夫(笑)。西村京太郎やんな?」

マツコばーちゃん:
「そうそう。西村京太郎で殺人事件が起きるやつじゃ。2、3冊あれば買うてきてくれる?」

私:
「うん(笑)。ほんじゃ行ってくるわ」

と、夫に車を出してもらい、来た道で見かけた古本屋さんへ行ってきました。
本が大好きなマツコばーちゃんだから、もしかしたらすでに読んでるやつとかぶるかもってことで11冊ほど購入。

再び避難所に戻って体育館に入ると…
マツコばーちゃんがいない。

私:
「あれ?おばあちゃんおらへん」

夫:
「タバコでも吸いに行ったかな?」

と、再び外に出て見回すと…

自衛隊のお風呂から出てくるマツコばーちゃんを発見。笑

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↑ちなみに災害で足をケガしたわけではなく、マツコばーちゃんは若い頃にケガをして以来、ずーっとこの歩き方です。

私:
「お風呂入ったん?」

マツコばーちゃん:
「お風呂入ってきた」

夫&私:
「はや!笑」

と笑っていると、
マツコばーちゃん1

マツコばーちゃん:
「これ、冷たいのもらった」
マツコばーちゃん2

とお茶をくれました。笑

マツコばーちゃん:
「お風呂上がったらこれくれたん。なんかちょっと感想書いてな…」

ってこの時点でもう私の提げている袋しか見てなかった。笑
マツコばーちゃん3

マツコばーちゃん:
「うわ〜、ようけ買うてきてくれたん!うれしー!よかった!」
マツコばーちゃん4

夫:
「11冊ありますから」

マツコばーちゃん:
「ほんでこれ回し読みしてな」

どうやら周りの人にも貸してあげるようです。笑

 
と、こんな具合に避難所で「やっぱりマツコはすごかった」ということを実感して帰路につきました。

 
我々はこの日だけで帰りましたが、翌日も暑い暑い中、片付け作業が続きました。
Kおじさんがその様子を教えてくれたので、そちらをご紹介したいと思います。

続く…

 
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